タマリンド ~東南アジア料理に多用されるも地味で目立たない「縁の下の力持ち」~

タマリンドの芽

庭の植木畑に種を植えていた事すら忘れていたら、その植木から芽が出てきました。さて何の「芽」だろうと思ってみたらどうやらタマリンドでした。ということでタマリンドについてさっくりみてきます。

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1、はじめに

タマリンドの芽2
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タマリンド、東南アジアの料理ではおなじみですが、意外にその存在が知られていないような気がします。扱いとしては「果物:フルーツ」で、タマリンド果汁のジュースも売られていますが、どうしてもマンゴーやパパイヤ、ライチ、ドラゴンフルーツ、ドリアンなど、東南アジアには見た目が綺麗で甘くておいしいフ
ルーツがあるためか、茶色くて地味なタマリンドは動も目立たないような気がします。

今回はある意味「縁の下の力持ち」タマリンドにスポットを当ててみることにしました。戻る

2、植物としてのタマリンド

成長タマリンド

成長したタマリンド(茶色い枝豆みたいなのが実)

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タマリンドは、マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属唯一の種での常緑高木です。(英: tamarind、学名:Tamarindus indica)別名、チョウセンモダマと呼ばれます。原産はアフリカの熱帯です。現在、亜熱帯および熱帯各地(インド、東南アジア、アメリカなど)で栽培されています。日本国内では沖縄で見かけることができます。樹高は20m以上になる常緑の高木で、葉は長さ15-20cmの羽状複葉です。果実は長さ7-15cm、幅2cmほどのやや湾曲した肉厚な円筒形のさやです。1個ないし10個の黒褐色で扁平な卵円形の種子との間隙はペースト状の黒褐色の果肉で満たされています。そしてこの果肉部分が抑揚となり、東南アジアでも利用されています。戻る

3、食用のタマリンド

タマリンド

タイの市場で売られていたタマリンド


タマリンドは、上の画像にあるように東南アジアの市場で販売されています。タマリンドの実の味は甘酸っぱくて、果物の部類に属してタマリンドのジュース
なども市販されています。でもいちばん馴染みなのは調味料としての利用です。果肉だけを集めて固めた数百g程度のブロック状のにして浸出したエキスの形
で売られるのが一般です。これを溶かしてタマリンドのエキスを抽出し、東南アジア料理で多用されます。数多くの料理で「隠し味的」に利用されています。
、ラオスあたりではタマリンドの酸味を利用して、キーライム(マナオ)の代わりに使用しているような形跡もありました。

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4、まとめ

タマリンドエキス2

抽出して調味料に使えるようにした状態

という事でふとしたきっかけでタマリンドについて触れてみました。市販の果肉ペーストの中には種が入っているので、調味料として溶かした際に、種が大量に出てくるのでためしに植えてみたという事だったのですが、実際に成長するのを見ると不思議な愛着がわくものです。しっかりした木になるようなので
、実を取るのはさすがに難しいかもしれませんが、せめて花だけでも咲いてほしいところです。

タマリンドの花2

タマリンドの花(色鉛筆)

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投稿者: kumakuma2018

東南アジア10ヶ国中、ブルネイを除く9カ国に渡航経験があり、15年以上前からほぼ毎年渡航していて、日本で東南アジア料理店を経営しています。

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