ゲーンキョワーンをグリーンカレーと訳したことへの功罪?

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東南アジア料理の中で最も知名度の高いタイ料理の中でもトップクラスに知名度がある料理の
一つが、グリーンカレーです。しかし本来的にはカレーではなく「ゲーン」と呼ばれる別の料理です。
解りやすく「カレー」と訳したことはすぐに想像できます。
ところがそれが今になって、ちょっと変な方向になっているような気がしています。
ちょっと考察してみました。
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1、はじめに

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グリーンカレーの正式名称は(กงเขียวหวาน、ゲーンキョワーン又はゲーンキャオワーン)といい、本来はゲーン(แกง)と呼ばれるタイ料理の一種で、ハーブやスパイスを叩き潰してペースト状にし、スープ仕立てで食べる料理のことです。ところが、恐らく「辛い」のと「ごはんなどかけて食べる」というのが共通していたためか、インドと同じ「カレー」の名前が付けられ、ゲーンキョワーンは緑色をしているために、「グリーンカレー」と呼ばれるようになりました。

ちなみに、誰がそれを名づけたのかははっきりわからず、恐らくタイに来ていた欧米人がそういう風に
自分たちでわかりやすく置き換えて名づけたのが始まりのようです。
ちなみにインドのカレーも英語でそう呼んでいるだけでインドの言葉ではないそうです。
そういう経緯を経て、ゲーンキョワーンが、グリーンカレーとして日本に入ってきたようです。
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2、「カレー」表記の成功で、ジャンルを問わずに広まる

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ところで、確かにゲーンキョワーンとグリーンカレーとではどう考えても後者の方がわかりやすくなじみやすいのは間違いありません。日本ではラーメンと双璧を成すのがカレー。
英国式のカレーが日本に入ってきて「カレーライス」ができたそうですが、とんかつやコロッケなどを入れるようなアレンジも手伝って、いまや日本の食文化では、「重要な」地位になっています。
カレーは通常黄色からやや茶色い色をしていますが、その色が「グリーン」であるのは、インパクトが大きいといえます。

それ以前ならひょっとしたら、ほうれん草あたりで作っていた人もいたかもしれませんが、
伝統的な料理として「緑のカレー」がタイから来たという事で、「珍しい」と飛びつき、
その結果タイ料理の存在を広めた立役者にもなったように感じます。
その結果、タイ料理店以外のお店、カフェなどジャンルを問わずにグリーンカレーがメニューに加わるようになり、さらにグリーンカレーパスタなどの派生料理も出てきました。

実際私たちも、2006年当時は東南アジア料理を出していましたが、まだグリーンカレーが、「名物料理」とはしてませんでした。 グリーンカレーはタイのバンコクで、「自家製ペーストのグリーンカレー」を学んだという事実はありましたのでそれではと、「名物料理」にしようとがんばっていたら、食べ歩きの「通」の方や某有名歌手の人から評価を受けてますます強力にしていこうという「流れ」れが出来てきたのです。
でも、実はそこに「ちょっとした注意点がありました」なぜならば彼らはインドをはじめとするカレー好きだという事で、タイ料理好きというわけではなく、
ましてや「ゲーン」の熱狂的なファンでもないのです。
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3、パスタ・コロッケは100歩譲ったとしてもナンはちょっと

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ところが、その事で逆に戸惑ったことが起こりました。当時私たちが無知で、タイ料理の中のグリーンカレーを特に強化したこともあり、少し前までちょっとややこしいことに巻き込まれてしまいました。

グリーンカレーの評判を聞いたカレーファンやカレーマニアが多く来ました。タイのゲーンと言う料理をある程度理解しているのならまだわかるのですが、中にはインド系のカレーと同じものと思い込んだり、スパイスカレーの一種くらいにしか思っていない人も来たからです。

例えば、「グリーンカレーにコロッケを入れてほしいと」か「ナンはないのか」という要望です。
コロッケは、アレンジということで(アレンジは否定派ですがアレンジをしていると言う意味で)ニュアンスがわかります。これは日本のカレーのイメージからきているというのがわかるからです。日本のカレーはインドのものでも英国のものでもない完全日本のものです。日本のカレーをタイカレーに置き換えたのかなと思うだけで、グリーンカレーパスタ同様アレンジ・創作の範囲としてはなんとなく理解できます。

でも、ナンはさすがに???です。

なぜならばこれは、創作でもアレンジでもなく、カレーとゲーンの料理&インド・タイという国の違いが

加わって頭が混乱している結果だからです。
ゲーンをカレーと訳して広まったので、カレーといえばインドそしてナンと連想してしまえばこういう発想になりえます。
個人のお客さんならいざ知れず、カフェのメニューでそういうのを何度か見かけたことがありました。
余計に「これはあり得ない」と思ったものです。

別にグリーンカレーにナンをつけても美味しいとは思いますが・・・・・。

そう考えると今となってはゲーンをカレーと訳してしまったのが本当に良かったのかとふと考えます。
もし「トムヤムクン」「パッタイ」などのように他のタイ料理の様なタイ語表記で料理が日本伝われば、
「ゲーンキョワーン」に「ナン」をつけるなどと言う事にはならなかったように思います。

パッタイは「タイの焼きそば」とも訳せますが、かといって日本の焼きそばとごちゃごちゃにする人はそう多くないでしょう。

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4、まとめ

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今回はグリーンカレーについてちょっとまとめてみました。
このあたりは多分書き出せば、いくらでも書けそうなのですが、今回はこの程度でやめておきます。
タイ料理のほとんどがタイ語表記で紹介されていますが、ゲーンの仲間だけは、「カレー」のイメージが強すぎているような気がします。
そう考えたら、ベトナムのフォーとかインドネシアのナシゴレンは現地語が定着しています。
それは最強なのかなという気がしました。

今回の記事は完全に個人的な事なので、こういう意見もあるという事でも思ってくださればと思います。
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投稿者: kumakuma2018

東南アジア10ヶ国中、ブルネイを除く9カ国に渡航経験があり、15年以上前からほぼ毎年渡航していて、日本で東南アジア料理店を経営しています。

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